SPCフローリングとは、(Stone Plastic Composite)
SPCとは、Stone Plastic Compositeという石灰石などを主原料とした地球に優しい材料です。
石灰石は地球上に多く存在し、石油や水に比べて枯渇しにくい資源です。製造過程でのCo2排出量は従来のPVCフローリングに比べおよそ9割削減します。
SPCは密度や強度が高く、これまでのPVCフローリングの弱点である熱膨張・収縮を抑えることが可能となりました。床暖房にも使用いただけます。
従来のPVCフローリングに比べ75%の化学成分を削減します。
革新的な構造と素材
CaCO₃
ベースには、石灰石や大理石などを粉砕した天然の無機化合物を使用。
高分子材料
表面には、ポリ塩化ビニルに耐熱、耐衝撃、耐水性などを向上させる添加剤を加えた高分子材料を使用。
抗菌層により99%の抗菌殺菌効果を発揮。
耐摩耗層により、耐久性は業務用基準をクリアします。
また、水中でも高い防滑性を発揮します。
プリント層はラメットの美的デザインへのこだわりが凝縮されています。
美しさを表現する表面効果、忠実に再現した自然のぬくもり。
最先端の技術により圧倒的な美しさを提供します。
SPC層は他の木造・積層フローリングに比べ2倍以上の密度を持ち、極めて高い耐衝撃性を持つ難燃基材です。
木造に比べ大幅に凹みや傷を軽減します。
静音緩衝材は下地を守り、防音・吸音効果を発揮します。
SPCフローリングの施工
ラメットのSPCフローリングは、精度高く成型された嵌合部分は、24時間の浸水試験において吸水による膨張率は0%。
防水性に優れているので、キッチン、スポーツジム、プールサイドなどあらゆる場所でご使用いただけます。
9つの特長
世界で最も厳格な基準をクリア
24時間の浸水試験で吸水による膨張率は0%。
水・湿気を吸収しません
樹脂フローリングの弱点である熱による膨張・収縮が少なく、広い面積でも美しく施工できます
消防法で指定された防炎物品の性能試験に合格・適合した製品です
耐衝撃性
SPCは木造フローリングのおよそ3倍の密度で耐衝撃性に優れます
防滑性
水中でも滑りにくい特殊コートで歩行者の安全を確保します
防音・吸音性
自社試験では、木製フローリングに比べ落下物の衝撃音がおよそ30%低減しました
耐久性・耐摩耗性
耐摩耗性回転速度試験で業務用基準をクリア。表面に傷がつきにくく、長く美しい状態を保ちます
抗菌・防カビ
耐細菌性試験で99%以上の抗菌・殺菌率。水も吸収せずカビも生えません
実施試験 | 試験機関 |
ホルムアルデヒド放出試験 | Eurofins Product Testing A/S 一般財団法人ボーケン品質評価機構 |
難燃性試験 | Intertek Testing Services Shenzhen Ltd. SGS-CSTC Standards Technical Services Co., Ltd. |
騒音試験 | SGS-CSTC Standards Technical Services Co., Ltd. |
可塑剤試験 | Dongguan NTEK Testing Technology Co., Ltd. |
耐摩耗試験 | Intertek Testing Services Shenzhen Ltd. |
厚み膨張試験 | SGS-CSTC Standards Technical Services Co., Ltd. |
微生物試験 | SGS-CSTC Standards Technical Services Co., Ltd. |
防汚性試験 | SGS-CSTC Standards Technical Services Co., Ltd. |
防滑性試験 | SGS-CSTC Standards Technical Services Co., Ltd. |
重金属試験 | Dongguan NTEK Testing Technology Co., Ltd. Consumer Products Services Division (Shanghai) |
衝撃テスト | SGS-CSTC Standards Technical Services Co., Ltd. |
寸法安定性試験 | SGS-CSTC Standards Technical Services Co., Ltd. |
防炎性能試験 | 公益財団法人日本防炎協会 |
ラメットのSPCフローリングは、はめ込むだけの「クリック式施工」です。
従来のように、接着剤を用いる必要がなく、施工時間を大幅に短縮します。
DYI初心者の方でも簡単に設置できます。
特徴紹介動画
LamettのSPCフローリングの特徴を動画でご紹介いたします。
防水性・防湿性
液体で汚してしまった際の他製品との比較動画です。
耐摩耗性
鋭利なものなどでこすった際の他製品との比較動画です。
耐久性
フローリング材に荷重を加えた際の他製品との比較動画です。
難燃性
可燃物を表面に置いた際の他製品との比較動画です。
設置ガイド
本製品は正しく設置し、メンテナンスいただくことで長年にわたり美しい状態を保つことができます。
ぜひ、設置前に当該度をお読みになり正しく設置してください。
使い方を誤ると、指などのけがの原因となります。
刃物をお使いの際は十分に周囲、使い方にご注意ください。
使用上の注意
- 本製品はフローリングです。それ以外の目的・用途で使用しないでください。
- 本製品は防水仕様ですが、防湿剤としての使用を目的としたものではありません。
駅、空港などの多くの人が行き来する場所や多くの台車、車両が通行するような場所に使用しないでください。 - 明るい環境にて製品を確認し、目に見える破損がないか確認してください。
色や光沢の欠陥、フローリング端の損傷がないか確認してください。 - 設置前の搬入作業などで乱暴な取り扱いをすると破損する可能性があります。
フローリングの保管、輸送、取り扱いにおける破損を防ぐために、平らな場所で保管し丁寧に扱ってください。 - 本製品は重量があります。適切な持ち上げ方、機材を用いて怪我のないよう注意してください。
- 保管の際は高温多湿な場所、直射日光の当たる場所を避けてください。
膨張・収縮でサイズが変更する恐れがあります。 - お子様の手の届かないところに保管してください。
施工前の準備
設置前に部屋の表面積を計算し、5%~10%多くフローリング量を計算し準備します。
本製品は熱による膨張・収縮が極めて小さくなるよう設計されたフローリングですが、気温の変化によりわずかにサイズが変化する可能性があります。特に、寒冷期に施工し、夏場や床暖房使用時に膨張すると割れが発生する可能性があります。施行時の室内温度は17度~25度の範囲に保って設置してください。フローリングを箱から出し室温になじませてから設置します。寒冷期に床暖房設備のある場所に設置する場合は、床暖房を使用した状態で設置してください。
設置する床の状態を確認します。施工前の床は平たん、滑らか、異物がないこと、油などの汚れがないこと、乾燥していて構造的に正常であることが必要です。
くぼきや深い溝等がある場合にはセメント質のパテ等で修復してください。
2mmを超える凸部がある場合は削って隆起を取り除いてください。既存のフローリングの上から施工する場合は、きしみ音が出ない状態に修復をしてから設置することをお勧めします。変色が見られる場合、床下にカビや害虫が発生していることもあります。確認することをお勧めします。
設置のポイント
3~4箱の板を混ぜて作業をすると、より自然な柄のつながりが出ます。
壁や柱との間に6mmの隙間を設けてください。隙間が不足すると音鳴りの原因となります。長手方向のサネをはめてから、短手方向のサネをはめていきます。
長手方向のサネをはめる際は、斜めから差し込み、きちっとサネを合わせてから床におろします。短手方向は上から抑えて、ゴムハンマーなどでしっかりとはめ込みます。正しくサネがハマっていると、つなぎ目に段差や隙間が生じません。
隙間がある場合は、もう一度正しく差し込み直します。
静音性を高めるには、1mm~1.5mmの硬度のある静音材を設置することをお勧めします。柔らかい材質の静音材を用いると、沈み込みにより床材が平坦に保たれないため、ロック機能に異常が生じます。
必要な道具
- ほうきや掃除機などの清掃用品
- カッター
- 巻き尺
- 定規
- 鉛筆
- ゴムハンマー
- 手袋
- 安全メガネ
- ニーパッド
- 位置を記す墨つぼ
- チョークライン など
設置の手順
1. 最初の列を壁面に長手方向を合わせます。6mmのスペースを空けて設置します。
2. 次に短手方向を合わせてゴムハンマーなどで軽く叩き、表面が平滑になるようにします。正しくロックされていない状態で強く叩き込むと破損の恐れがあります。ロックされないときは、異物や損傷がないか確認してください。これを繰り返し、部屋の隅まで設置します。
3. 部屋のすみまで設置したら6mmの隙間を確保し、カットする板のサイズを測定します。
4. 板に測定したサイズを記し、定規を当てカッターで数回切り込みを入れます。切り込みを入れた側を拡げるように折り曲げると自然に着ることができます。裏面のクッション材はカッターできれいに切り取ってください。
5. 先程のカットした残りを2列目の先頭に戻り、長手側を斜めにして差し込み、壁側の端部を1列目同様に壁から隙間を空けて設置します。
6. 次に、新しい板をまず長手側を斜めに差し込んでから、横へスライドさせて短手側の位置を合わせて下におろします。ゴムハンマーで軽く叩き、表面が平らになるよう固定します。
7. 2列目全ての設置が終わったら、不要な板などを使い当て木をしてハンマーで1列目方向に押し込みます。隙間が生じていないか確認します。問題なければ3列目を上記の繰り返しで設置します。
8. 最初の2~3列目の設置が終了したら、設置したフローリング全体が部屋に対してまっすぐになっていることを確認します。これは、壁側に不規則性があった場合にフローリング全体が曲がって設置されることを防ぐためです。この段階であれば分解をせずに位置を調整することが可能です。
9. 最後の列を設置するときには、一つ手前の列の板にピッタリと新しい板を重ねて起き、壁側にもう1枚の板を当ててカットするラインをマークします。こうするで最後の板の幅を正しくカットすることができます。
10. パイプ用の穴が必要な場合には、パイプ直径よりも大きい穴をあけてから直線でカットします。
メンテナンス
柔らかい毛のモップ、ソフトパットやローラーの付いている掃除機、住宅用スチームモップ、スプレーモップなどで汚れやほこりを除去します。業務用バフなどで研磨はしないでください。 こぼれた液体が長時間放置されると色がとれにくくなります。重量のある家具や椅子にはフェルトプロテクターなどの床保護材を使用することをお勧めします。ラテックス・ゴムの裏地がついたマットは、長時間使用すると変色を起こす恐れがあります。頑固な汚れを拭き取る際は、ミネラルスピリットか変性アルコールを用いてください。研磨クリーナーや漂白剤、ワックスは使用しないでください。